LENOVO CPU ファン 交換

今夜は、専用マシンの 『 メタボトップPC 』、ThinkPad T60p のCPUファン を交換しました。
あ、メタボトップPC ってなんだって? 現在は 「 ノートPC (ノートパソコン)」 という言葉が定着していますが、その昔 「 外出先でひざの上で使う 」 と言う意味で、ノートPC の事を 「 ラップトップPC 」 と呼んでいた時代がありました。 ぼくの場合は、寝床専用でいつも寝っ転がってメタボなお腹の上に乗せて使っているから、そのまんま 「 メタボトップPC 」 という訳です。
ぼくはノートPCとして ThinkPad 240X から始まり 570E を2台、T21、T30 2台と、ずっとThinkPad を愛用しています。 何故かというと、過去の IBM、現 lenovo もそうですが、 保守マニュアルが完備されており、部品さえ入手すればどんな不具合でも自分で修理可能だからです。 正直、この ThinkPad T60p もいい加減古いマシンですが、セカンドマシン或いはサードマシンとして 寝しなにネットをするくらいなら全然不満なし。 と言うか、画面の解像度 1,400×1,050ドット、横の 1,400ドットはさておき、特に縦の 1,050ドット はもう手放せません。 過去にも同じ理由で T30 を液晶のバックライトを交換したり色々と修理しながら 2台使い倒しました。 これほどイジリ甲斐のあるノートPC って ThinkPad 以外には無いですよね。
で、数ヶ月前から CPUファン の駆動音が気になり始め、最近は起動すると 「 クゥオーン クゥオーン 」 という異音に加え、使用中 CPU に負荷が掛かるとそれに応じてファンの回転数は変動するのですが、その際 「 カッカッ クゥオーン コォッ コォッ 」 と冷や汗ものです。 いつ使用中にブルースクリーンになって停止するか、また FAN ERROR で起動不能に陥るのも時間の問題。 ストックしてあった保守部品と交換する事にします。 ただ、何年も押入れに無造作に放り込んであったので果たして正常に機能するのか気掛かりです・・・。
予めバッテリーと HDD を外した後、本体裏のビスを数本取り去り キーボードとベゼルを外します。
ファンアッセンブリーは CPU と グラフィクのチップに乗っています。CPU の方はご覧の通り直ぐに浮く訳ですが、グラフィクチップの方は下の画像のように熱で固着しているので中々分離してくれません。
このモデルのファン交換は過去にも数台しているのですが全部こうです・・・。
そこで登場するのが オルファ の スクレーパー。 刃の幅といいこの為にあるんじゃないかと思うほどサクッ!と入ります。
ファンアッセンブリーを取り去り、CPU と グラフィックチップの表面を清掃。
左が外したモノで右が新品。品番は違いますが後継だそうです。 CPU のシリコングリスは既に塗られています。 グラフィックチップにあたる所の保護シートを剥がすのですが、取り外したモノは保護シートがそのまま残されています。 当初、組み立て工程時の手抜きかと思っていたのですが、過去に交換した数台もこの通りだったので、もし最初から剥がされていたら将来Lenovo ファン交換の時に固着して多分外す事が不可能に近くなるため、手抜きではなく最初からファン交換前提で組み立てているのかも知れません。
因みに、取り外した方の保護シートを剥がしたところです。
新しいファンを乗せてビス留めし、ベゼルやキーボード等を元に戻して完了。
暫く CPU に 100% 負荷を掛けてエージングしてみましたが動作に異常は無し。 もちろん異音も無く、排気口に耳を近づけて サーッ という風切り音がやっと聞こえる位です。 異音は耳にも精神的にもかなりストレスだったのでそれから開放されてホッとしました。

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