CPUクーラーの仕組み(1)

パソコンで最も高温になるのは、CPUです。
負荷時には100度以上の高温になります。それほどの高温を維持しては、CPUも動作できないため、パソコンには必ずCPUクーラーが取り付けられ冷却が行われています。
ここでは、CPUクーラーの仕組みや種類について解説しています。

仕組み

CPUは前述したようにパソコンの中では最も温度が高くなる部品です。
CPUを高温になり過ぎないよう冷却するために、CPUクーラーは取り付けます。
ちなみにCPUクーラーを付けないとどうなるかというと・・・CPUファンのケーブルがマザーボードに接続されていないため、起動時にエラーが出る。
電源投入後、数分でCPUが高温になるため、BIOSで保護が働き電源が落ちる。
というようなことになりますので、パソコンを使用することはまずできません。
CPUクーラーの基本的な構造は、ヒートシンク、CPUファンとなっています。またCPUとヒートシンクの間に CPUグリスが塗られています。

マザーボードへの取り付け方法

CPUクーラーのマザーボードへの取り付け方法は大きく分けて2種類あります。プッシュピンタイプとバックプレートタイプです。

プッシュピンタイプとは、CPUクーラーの取り付け方法として昔からよく知られているもので、Intel純正のCPUクーラーで使用されていたのでインテルプッシュピンタイプともいいます。

バックプレートタイプは、マザーボードの裏にバックプレートを付けてCPUクーラーをネジで固定するタイプです。

CPUソケット

CPUソケットによって CPUクーラーも形状・ピンの場所が多少異なってきます。
そのCPUクーラーがLGA775用なのかLGA1155用なのか どのCPUソケットなら取り付け可能なのか?ということを知っておく必要があります。
LGA1156、LGA1155、LGA1150は、CPUソケット内のピン数が異なるだけで 基本的にIntel製 純正CPUクーラーは相互に取り付けが可能です。
CPUクーラーには 取り付け可能なCPUソケットがありますので、新たに新しいものを取り付けたり交換したりする際は、対応しているかどうかは確認するようにします。
Intelのリテール品のCPUには、対応しているCPUクーラーが同梱されています。

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